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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

東海大相模・山村崇嘉の打撃 巨人吉村やソフト松中を彷彿

公開日: 更新日:

 山村は主に一塁手ながら、投手としても公式戦数試合に登板し、最速142キロをマークした。武蔵府中シニア時代はエースで4番。遠投115メートルを誇る。

「肩が強く、守備のフットワークもいい。スジがいいというか、何をやらせてもうまい。もし甲子園に出ていれば、大騒ぎされたのではないか。東海大相模なら3~4試合は勝ち進むでしょうから、本塁打を5本くらい打っていてもおかしくなかったと思っています」

 ただ、「高校生の一塁手」となると、投手や遊撃手と比べるとプロの評価が分かれるところ。かつての早実・清宮幸太郎(2017年日本ハム1位)もそうだったが、安倍氏はこう指摘する。

「一塁は外国人のポジションという印象が強いですが、プロ野球では日本人選手の打撃レベルがアップし、ソフトバンク内川聖一、日本ハムの中田翔西武山川穂高のように日本人の一塁手が増えつつあります。山村も立派なバットマンですから、私がプロのスカウトなら、『一塁手としてバットで勝負できます』と強く推しますね」

○やまむら・たかよし 神奈川県生まれ。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。

【連載】甲子園中止に泣いた高校生ドラフト候補 本当の実力

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