コロナ再び猛威…プロ野球“有観客開催スタート”の間の悪さ

公開日: 更新日:

 9日、東京のコロナウイルス新規感染者が過去最多の224人に上るなど、全国でコロナ禍が再拡大。それでも政府は10日からのイベント参加者数の上限引き上げを予定通り行う方針を示したことで、プロ野球も10日から、5000人を上限に有観客開催が解禁される。

 NPBのガイドライン(有観客開催)によると、マスク非着用者と37.5度以上の発熱の症状がある者は入場不可。球団ごとに、立ち上がったりの応援やタオル回し、ジェット風船の禁止など、ルールを定めている。飲食物や酒類の販売は制約付きながら許可された。

 球界関係者が言う。

「開幕延期が決まった3月から、応援スタイルや場内の飲食販売について議論されてきた。巨人・パーラの腕を大きく広げる『サメダンス』はいいのかとか、メガホンの応援はいいのか、といった具合。応援に関してはそれに付随するグッズ販売にも影響する。酒類の扱いは、本拠地が自前の球場で、酒類販売が貴重な収入源になっている球団もあり、認められた。球団によっては酒類販売を自粛したり、持ち込みを禁止したりしていますが、焼きそばや弁当などの軽食は販売します」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド