引退騒ぎから一転…阿炎「減棒&3場所出場停止」処分の背景
錣山親方が「私の監督責任」と話しているように、師匠の教育が甘すぎたという声も協会内にある。6月に結婚を発表、7月には子供も生まれた阿炎を再び部屋に住まわせるのは、これを機に教育をやり直せ、というメッセージだろう。
■「親方が勝手に出した」
誓約書については、「貴乃花部屋での裁判沙汰がトラウマになっている」と前出の親方が言う。
「貴乃花がまだ協会に所属していた2014年、弟子の貴斗志の引退届を協会に提出し、これが受理された。ところが貴斗志は翌年、『あれは親方が勝手に出したもの。自分は引退するとは言ってない』と、協会相手に地位確認などを求める裁判を起こした。この裁判は18年に協会と貴斗志が和解するまで続いた。今回の件も引退届は本当に阿炎の意思かわからないところがあったからね。錣山さんが問題児の阿炎にサジを投げ勝手に引退させようとした可能性も決してゼロではない。その時にまた裁判沙汰は勘弁ということです」
クビの皮がつながった錣山師弟。「接待を伴う店」で祝杯を挙げてなきゃいいが……。