阪神中日もフロントに問題…オリ低迷は対岸の火事にあらず

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「来年のことは僕はわからない。先につながるようにやりたいです」

 21日、オリックスの中嶋聡監督代行(51)が試合前に就任会見を行い、こう言って巻き返しを誓った。前日、最下位低迷の責任を取らされ、西村徳文監督(60)がクビになった。二軍監督だった中嶋代行がチームの再建を託されたが、その道のりは険しいだろう。

 オリックスは1996年にリーグ連覇を達成して以降、23年間優勝から遠ざかっている。2000年から昨季までの20年間でBクラスが18度。その間、監督を務めたのは延べ12人で、平均在任期間は2年に満たない。オリックスOBが言う。

「特に今の球団は、親会社から出向したフロント幹部の権限が強く、現場を熟知した選手上がりのフロントが軽んじられる傾向がある。成績が低迷するたびに編成責任者が閑職に追いやられたり、関連の組織に飛ばされたりして、それに伴って監督が交代するケースもある。実権を握っているのが野球のシロウトだから、体制が変わるたびにチーム方針も変わる。いくら監督の首をすげ替えようとも、フロントを変えない限り、浮上の目はないでしょう」

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