著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

下からの突き上げはね返す 吉田麻也の圧倒的な国際経験値

公開日: 更新日:

 CB陣は21歳の冨安健洋(ボローニャ)を筆頭に23歳の板倉滉(フローニンゲン)や中山雄太(ズヴォレ)ら若手中心の陣容になっている。

 同じ18年ロシアW杯組の植田直通(セルクル・ブルージュ)も「トミだけじゃなく周りのCBも海外に出て活躍して、レベルを上げているので危機感を持っている」と語った。32歳の吉田もウカウカしてはいられない。

 森保一監督は「年齢で選手は選ばない」と言及したが、同等レベルなら若手を使うのがサッカー界の常。片時も成長の歩みを止めてはいけない。

「個々の選手がより高いステージでプレーしなければいけないのが、個人の課題。チームとしてはもっとタフにならなきゃいけないし、国際経験を積まなきゃいけない」

 こう語気を強めた主将には14年ブラジル、18年ロシアのW杯に参戦して欧州で10年以上プレーし続けてきた圧倒的な国際経験値がある。その絶対的な武器を駆使し、世界トップFWを完封して存在感を示す――。

 それが吉田の代表キャリアを延ばす重要ポイントになってくる。

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