メジャー賞金をランキングに加えない狭量な日本女子ツアー
ちなみに渋野が勝ったAIG全英女子オープンの優勝賞金は7200万円。昨年の国内賞金女王は鈴木愛で約1億6000万円。2位渋野は約1億5200万円だったが、全英賞金が加算されていれば渋野が文句なしの賞金女王だったのだ。
国内で賞金を稼ぐことと、メジャーで勝つことのどちらが評価されるか、を問えば答えは明白だろう。
メジャー賞金が加算されることになれば、プロを目指す若者に夢を与えることになる。また本格的に世界を目指そうというプロも増えてくる。女子ゴルフのレベルは大幅にアップし、第2の渋野の出現も期待できる。そんな可能性をすべて潰してしまう狭量な制度を日本女子ツアーは変えようとしない。このままでは日本女子ツアーは世界から取り残され、有望な選手は国内ツアーを見捨てることになるだろう。