大谷好調を支えるタブレット 打席ごとにチェックする中身

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間9日のブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。相手の先発右腕ストリップリングから一回の第1打席ではカウント1―2から外寄り低めの変化球に手を出して空振り三振。3―3の同点で迎えた二回の第2打席は2死一塁から初球の変化球を強振したが、打球は野手の正面を突き、一塁ライナーに倒れた。

 大谷は、この試合の前まで6試合に出場し、20打数6安打の打率3割、2本塁打、3打点。好スタートを支えているのは入念な準備だ。

 大リーグでは現在、映像分析が徹底されており、各球団とも試合中のプレー動画を逐一、確認できるシステムを構築している。多くの選手が投球や打撃フォームの確認に利用しており、大谷も最大限に活用してきた。

 しかし、一昨年に発覚したアストロズによるサイン盗みの再発防止、3密を避けてコロナ感染拡大を防ぐため、MLBでは昨季、試合中のビデオルームの使用を禁止した。これまで映像の確認を怠らなかった選手にとっては死活問題だ。大谷が昨季、打率・190、7本塁打、24打点と極度の打撃不振に陥ったのは、打席に入る前のルーティンを満足にできなかったことも原因のひとつだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる