星野陸也は4日間戦い抜いた3度目のメジャー挑戦が自信に
先週はジョン・ラームがメジャー初優勝を遂げました。スペイン人選手の全米オープン勝利は初の快挙です。直前の「メモリアル・トーナメント」では3日目が終わって2位に6打差の単独首位に立ちながら、コロナ陽性反応が出て最終日は棄権というアクシデントに見舞われました。
勝利を目前にして戦えなくなったのです。
昔はすぐにカッとなる性格でしたが、その時の悔しさ、精神的な苦しさを乗り越えてメジャーを制し、26歳とまだ若いのですが急成長の証しが見えます。S・バレステロス、J・M・オラサバル、S・ガルシアについでスペインを代表する強い選手になっています。
日本勢では「楽しみ」と注目していた星野陸也が3度目のメジャー挑戦で初めて決勝進出を果たし、26位でした。
予選落ちした先月の全米プロから米国にとどまり、今大会に向けての取り組みが実り、自信になったと思います。
メジャーはそれぞれ特徴があります。マスターズは“鏡のような”と形容される高速グリーンです。全米オープンは深いラフと硬いグリーン。そして全英オープンは強風とポットバンカーとの戦いです。それらプロの前に立ちはだかる壁にどう対応するのか、がメジャーでは求められます。