24日のイギリス戦にはカナダ戦でPKを失敗したFW田中を先発起用してほしい
実際、この戦いを展開して1-0で勝利した世界ランク9位・オーストラリア戦とのテストマッチ(14日)は、長短のパスを効果的に使うことで試合の流れをつかみ、なでしこは「メダルを十分に狙えるだけのチーム力が備わっている」と感じさせられた。だがーー。
カナダ相手にショートパスを多用し、ボールを繋いでいるうちに押し込まれ、ミスを犯して自ゴール前まで攻め立てられるシーンが目立った。
カナダのDFラインの背後を突いたパスが見られたのは、後半39分のエースMF岩渕の同点ゴールまで待たなければならなかった。
自陣右サイドでMF長谷川がボールを保持。前線にいた岩渕は一度、マイナスの動きで相手DFを幻惑した後、すかさず前に走り出した。
正確なロングパスを出した長谷川のキックも見事だったし、そのボールを引き出した岩渕の動きも素晴らしかった。
岩渕はDFのマークを振り切り、相手GKのポジションを冷静に把握した上でボールを<早めのタイミング>でダイレクトキック。ボールはゴール右に吸い込まれていった。