【陸上】田中希実1500mで8位 女子中距離93年ぶり歴史的入賞の裏側

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「日本選手は入賞も無理」と言われてきた女子の中距離。日本女子で初めてこの種目の、しかも決勝に出場した田中希実(21)が3分59秒95で8位入賞を果たした。

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 準決勝では日本勢として初の4分切り(3分59秒19)で自らの日本記録を更新。決勝は2019年世界陸上覇者で、今大会5000メートル金のハッサンがレースを引っ張る展開。田中は5番手の好位置をキープしラスト1周へ。最後の直線では3人に抜かれるも入賞圏内を守った。

「準決勝は勝負とか考えて走ったが、最後は一瞬意識が飛んでいる部分があり、きついけど粘ることができなかった。最後まで前を追えるようなスタミナをつけたい」

 日本女子のトラック種目入賞は1996年アトランタ五輪(1万メートル5位千葉真子、同7位川上優子、5000メートル4位志水見千子)以来25年ぶり。中距離に限れば、28年アムステルダム大会の人見絹枝(800メートル2位)以来、なんと93年ぶりの快挙だ。

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