日本ハムでは“特別扱い”中田翔 これから痛感する「巨人の冷徹」…丸も7番降格→二軍落ち

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 結局、二軍戦に3試合出場(9打数3安打3三振)しただけで、6月4日に一軍復帰。4日後の阪神戦で急性腰痛を発症して離脱、8月4日に同僚の後輩選手を殴打するという蛮行を犯すに至った。球団も球団で、面倒見と金払いの良さでチーム内に“中田組”をつくり、若手選手らを朝まで連れまわす悪影響を認識しながら黙認。徒党を組む中田をチームリーダーとして扱い、今季年俸3億4000万円と給与面でも厚遇してきた。

「根は素直なヤンチャ坊主を、特別扱いで増長させ、お山の大将にしてしまった原因の一端が栗山監督と球団にあると言わざるを得ない」

 とは、前出の球団OBである。

■「特別扱いは絶対にしない」

 しかし、巨人ではそうはいかない。移籍決定の際に「原監督は勝負に非情。特別扱いは絶対にしない」と言ったのは、巨人の大塚球団副代表。スポーツ紙が仕立てる、救いの手を差し伸べたという美談に乗っかりながらも、「環境を変えればもっともっとできるのではないか。もちろん戦力として獲得した」とリーグ3連覇に向けた戦力強化の思惑、計算があってのことだと認めている。

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