166キロ剛腕・巨人ビエイラは練習の虫、日本人以上にマジメ【セV争い三つ巴のキーマン】#3

公開日: 更新日:

 原監督も「何度もファームに行ったりしたけど、その都度、投手コーチと私で『今回はこういう課題だな』と言うと、明るく前向きにファームに行っている。そんな姿を見て非常に頼もしかった」と目を細めるほどだ。

「入団当初から練習には早く来て遅く帰る選手だった。制球が定まらない時はシャドーピッチングを延々とやっていたし、クイックが課題と言われれば、二軍のコーチに聞き込んで反復した。持ち球を増やすため、スライダーやフォークをブルペンで投げ続けたこともあった。よく走るし、肩回りや体幹といった地味なトレーニングをはじめ、同じ練習をずっと続けられるところが、他の外国人とは明らかに違う」(前出の関係者)

 コミュニケーション能力も高い。

「ファームにいる日本人の若手とも、日本語で積極的にコミュニケーションを取ろうとする。とにかく吸収してやろうという貪欲さを感じる。明るいから外国人でも孤立しないんです」(同)

 右肘の違和感から21日に一軍復帰。24日の阪神戦では6―5の九回に同点に追いつかれた。逆転Vはこの守護神復活なくして考えられない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”