森保ジャパンに「三銃士」不要論…元10番・中島翔哉もケガと不調で影薄く“あの人は今”
カタールW杯アジア最終予選B組4位に低迷中の森保ジャパン。プレーオフ進出「3位」の後塵を拝して、今月11日のベトナム、16日のオマーンとの敵地2連戦は、まさに正念場と言うしかない。
森保代表は、予選第4節のオーストラリア戦で4(DF)―3(MF)―3(FW)の新布陣を採用。J1最強・川崎の基本戦術とあって中盤にドイツの田中、ポルトガルの守田の「元川崎MFコンビ」が起用されて大当たり。4日発表の代表メンバーは、オーストラリア戦招集選手を中心に選出される見込みだ。
「森保ジャパン発足時は<三銃士>がもてはやされましたが……」とサッカー関係者が続ける。
「1トップの背後の2列目の左にポルトガルMF中島翔哉、センターに英プレミアMF南野拓実、右にオランダMF堂安律が横並びに配置され、小柄で俊敏で技術の高い3人が連係して波状攻撃。対戦相手の大きな脅威となっていた。中でもエース番号・10番の中島は、森保ジャパンの攻撃の大黒柱として期待された」
ところが中島はコロナ禍の最中にカタール―ポルトガル―UAEと移籍を繰り返すうちにコンディションを崩し、今年8月に古巣ポルティモネンセ(ポルトガル)に復帰後も、全盛期のパフォーマンスは戻っていない。
「中島が代表から外れるようになると、南野が左に回り、センターにスペインMF久保が入って、右の堂安との3人が攻撃の主軸として期待されたが、久保も堂安もケガに泣かされるようになって11月シリーズは招集外。南野も英プレミアで10試合中1試合出場とベンチ要員。新旧<三銃士>は影が薄くなった」
今では三銃士不要論も出てくる始末。当該選手にとっても正念場だ。