川崎F鬼木監督で4度目V!「熱いハートと冷静な頭」を武器に日本代表監督“大暴れ”への期待
3日、J1川崎Fが2連覇を達成した。2017年に監督就任後、5年間でJ1史上最多となる4度目の優勝に導いたのが鬼木達監督(47)。市船橋高から鹿島アントラーズを経て00年、川崎Fに移籍。14年間の現役時代は日本代表に選ばれることなく、32歳でひっそりとユニホームを脱いだ。
育成コーチ、ヘッドコーチなどを歴任し、監督として17、18年にチームを優勝に導くと、昨季は天皇杯との2冠を達成。今季は<連続負けなし30試合>のJ1記録を樹立するなど、卓越した手腕を発揮している。
今季は夏に東京五輪代表MFの田中碧(23)、三笘薫(24)が欧州移籍。主力の故障離脱も相次ぎ、一時は横浜Mに勝ち点1差に迫られたが、大卒新人のMF橘田やFW宮城ら若手を効果的に起用。優勝を掴んだ。
鬼木監督は現役時代の実績がない分、海外の最先端のサッカー戦術を熱心に研究するなど豊富な知識で選手から一目置かれている。
「熱いハートと冷静な頭」をモットーに選手の懐に入り込み、厚い信頼関係を構築していることもチームの盤石の強さを支えている。
森保体制でピリッとしない日本代表。この人に任せてみたらどうか――。