巨人・井納はFA1年目“プロ初0勝”で裏切るも…「現状維持1億円&終身雇用」のボロい商売

公開日: 更新日:

 巨人井納翔一投手(35)が9日、都内の球団事務所で契約を更改し、現状維持の年俸1億円でサインした。

 DeNAからFA加入した今季、開幕5戦目の中日戦で初先発したものの、1回3分の0を4失点と炎上。FA移籍した投手の初登板初先発では最短KOとなり、即二軍落ちを命じられた。一軍では5月19日の広島戦を最後に5試合の登板にとどまり、0勝1敗、防御率14.40。プロ入り後初の未勝利に終わった。

「FAで巨人に入って早く一軍の戦力になりたいという思いがかなりあった。まったく戦力になれず、球団、監督、コーチ、ファンの方の期待を大いに裏切ってしまった。申し訳ない気持ちしかない」と反省したが、2年契約1年目のため、0勝でも来季の年俸1億円は据え置きだ。

 主戦場となったイースタン・リーグでは、24試合で6勝7敗2セーブ、防御率4.07。二軍戦ではフル回転し、「もっとキャンプの時からキャッチャー陣とコミュニケーションを取って、どんどん言っていければよかった。悔いがある」と語ったものの、果たしてコミュニケーションだけの問題か。甚だ疑問である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド