3年ぶりに代表復帰! “ゴールマシーン”武藤嘉紀の新境地に期待したい
「1トップをやっていた時は下がることが少なく、アシストというよりも最後で決めきる方だったんですけど、今はチームで2トップやサイド、たまにボランチをやることもある。最後に仕留めるか、パスしてアシストするか、(局面に応じて)いい判断ができれば、より怖い選手になれる。それがJリーグでできているのは大きい」と本人も新境地開拓に自信をのぞかせた。
■欧州ではケガなど苦労の連続だった
森保日本は2018年の発足時から、ゴールゲッターとして「大迫依存症」が大きな懸念材料と言われてきたが、武藤ならば彼の代役もできるし、神戸のように共存も可能だ。そこは大きな魅力と言っていい。
ただ、その領域に至るまでの道のりは本当に苦労の連続だった。
2015~18年まで過ごした独1部マインツ時代はたび重なるケガに悩まされ、2018年夏に赴いた英プレミア・ニューカッスルでは出番を得られずに苦しんだ。そしてコロナ禍の2020年夏には、乾貴士が活躍していたスペイン1部エイバルにレンタル移籍。再起を図ったが、肝心なところで決めきれず、スペイン2部降格の憂き目に遭った。