ソフト千賀の今オフメジャー行きは決定的 “誠也超え”大型契約の敵はチームのコロナ禍のみ
夢の実現は近い。
23日、ソフトバンクの千賀滉大(28)が福岡・筑後の球団施設で自主トレを公開。昨季、6年連続の2ケタ勝利を挙げたエースは、過去最多の13勝を超えるキャリアハイの成績を目指す。
過去2年は故障による離脱もあり、シーズンを通しての活躍ができなかったものの、年間を通してのフル回転に意欲を見せており、調整は順調な様子。今季も2ケタ勝って7年連続となれば、球団では山内孝徳氏(1982~88年)以来の快挙となる。
■大争奪戦に発展
その千賀は昨オフ、年俸2億円増の6億円でサインし、年俸変動制の5年契約を結んだ。その一方で、今季中に取得予定の海外FA権を行使する場合に限り、契約を破棄できるオプトアウトの条項を付けた。かねて目標に掲げていたメジャー挑戦は確実とみられている。実際に米移籍を決断すれば、複数球団による大争奪戦に発展するのは間違いない。
2017年WBCでは菅野智之(巨人)とのダブルエースとして活躍。「お化け」と称される落差が大きく切れ味十分のフォークで、メジャーのスカウトをうならせた。