ロックアウト長期化もヘッチャラ? メジャー選手会が「世界最強の労組」といわれるワケ
「大リーグ選手会はタフネゴシエーターといわれる自動車労組、鉄鋼労組に起源を持ち、今では米国どころか『世界最強労組』のひとつに位置付けられています。球団や機構に待遇改善を要求する交渉役にとどまらず、選手のライセンス管理、スポンサー収入などで独自に事業を展開しており、今回のように活動費を捻出できるだけの潤沢な予算がある。若い選手に代理人を紹介したり、私生活でのトラブルを解決するため弁護士を斡旋するなど、サポートも手厚いことで知られます」(米球界関係者)
複数の米メディアの報道を総合すると、選手会の年間予算は200億円以上だという。
依然として新天地が決まらない鈴木誠也(27)は今回の支給対象外だが、エンゼルス・大谷らは最強労組の恩恵を受けそうだ。