日本ハムの国頭は観衆チョボチョボだが…二軍選手BOSS組の原動力根底に新庄監督の「横一線」

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「自分のケガの調子が良ければ(15日の巨人戦で)中田翔さんと勝負したかったんですよ」と言うのは昨シーズン中、野手から投手に転向した姫野優也(24)。

 昨秋のトライアウトから育成で入団、すでに一軍で活躍する古川侑利投手(26)に話が及ぶと、

「意識はしていますよね、やっぱり。実際の話。ここで強がって『別にしてません』って言ってもね。気にはしますよね。練習試合で抑えたとか聞いたら……。でも、僕の仕事は投げることなんで。自信を持って良い球を投げていれば、おのずと良い結果がついてくると思って頑張っています」。

 家族の存在が励みになっているのは、かつての抑え右腕・石川直也投手(25)だ。2年前に受けた右肘靱帯の修復手術からの復活を目指し、さる15日には「新庄監督が言う『横一線』は自分にプラスかな」とコメント。この日は「(先月末に生まれた)娘のためにも頑張りたい。可愛いです。毎日ビデオ通話して、声かけたりしながらずっと眺めています」と、はにかんだ。

 左半膜様筋の肉離れのため二軍で調整する昨季の守護神・杉浦稔大投手(30)は、「『肉離れ』という診断でしたけど、自分の中ではちょっと休めば大丈夫という感じだった。結果的に早く復帰できそうで、悲観はしてないです。新庄監督? まだあまり話していませんが、チームは変わっている。その中でやっているので(モチベーションになっている)」と言う。

 国頭で汗を流す選手たちのモチベーションはさまざまでも、その根底に姿はなくても新庄監督の「横一線」という言葉があるのは間違いなさそうだ。

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