日本ハム清宮の一軍合流は“減量の論功行賞”…姿勢は買われるも攻守にはまだまだ難あり
19日、一軍に合流したのが日本ハムの清宮幸太郎(22)だ。
同日のロッテとの練習試合には、四回の守備から途中出場。「2番・左翼」で、清宮の名前がアナウンスされると球場は大きなどよめきに包まれた。この日は2打席ノーヒットだったが、16日の中日戦は「1番・左翼」で3打数1安打。その直後に一軍に呼ばれたし、何より新庄剛志監督(50)は「キャッチャーフライだろうが、ショートフライだろうが、次ならイケるだろうなって選手を使っていく」と公言している。新庄監督は清宮に才能開花の兆しを感じたのだろうか。
しかし、「それは違うでしょう」と球団OBはこう語る。
■せめて評価の場を…
「改造中のスイングがモノになりそうだから呼び寄せたのではなく、一軍メンバーの中で評価するために移動させたのですよ。コロナ感染で出遅れた清宮は、新庄監督から減量指令が出ると、早朝ランニングなどに取り組み、2カ月間で体重を10キロ落とした。キャンプでも居残り練習する姿が目立っています。そんな姿勢を買って、せめて評価の場を与えようという配慮でしょう。けど、いまのままの打撃では厳しいでしょう」