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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみを泣かせたヤジ「ユー・リアリー・サック!」の“正体”

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 しかし、なぜ急に21年前の出来事を引っ張り出してきたのか。この大会には過去4度出場し、2018年の優勝はツアー初優勝で、そこから頂点に上り詰めた記念碑的大会だ。差別どころか、今年は推薦枠を希望し予選免除の特典を得ている……。

 ヤジの主が女性というのが気になったのか。初戦の相手が黒人のスティーブンス、2回戦がロシア選手だったからか。恋人のラッパーの影響もあるのか。コートは国会ではない。観客は黙って見ろなどと言われたら、誰も会場に足を運ばなくなる。困ったことだと他人事でないのは、彼女は日の丸を付けた、大谷翔平と同じ日本のスーパースターなのである。

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