比嘉一貴が国内“メジャー”初V 「優勝賞金3000万円」は高いのか、安いのか?

公開日: 更新日:

【BMW 日本ゴルフツアー選手権】最終日

 最終18番でバーディーを決めた比嘉一貴(27)が、逆転で今季2勝目(ツアー通算4勝)を挙げた。国内“メジャー”のため優勝賞金は3000万円と高額。その他に5年シード、副賞の高級外車、欧州ツアー「BMWインターナショナル」と国内開催のPGAツアー「ZOZO選手権」の出場権も手にした。

 ただ、同じメジャーでも全米ゴルフ協会(USGA)が主催した先週の全米女子オープンは優勝賞金が180万ドル(約2億3400万円)。また、来週開幕する男子の全米オープンは未発表だが、昨年大会は225万ドル(約2億9250万円)だった。いくら円安とはいえ、海外に比べると同じメジャー大会でも国内の優勝賞金はかなり安いとわかる。

「USGAはチケット収入だけでも賞金を賄うことができます」と米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏がこう言う。

「昨年の全米オープンの賞金総額は1250万ドル(約16億2500万円)でした。日本ゴルフツアー選手権は1億5000万円ですから10倍以上の開きがあります。全米会場には練習ラウンドの月曜日から連日多くのギャラリーが押し寄せ、1日平均3万5000人も入る。1週間のチケット収入だけでざっと2000万ドル(約26億円)です。その他、放映権料、大会関連グッズ販売などを合わせると1億6500万ドル(約214億5000万円)もの収入があります。ゴルフ大会が興行として成り立っているのがよくわかります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方