弱すぎ大関陣3人で初日わずか1勝…倒した相手が「殊勲」と呼べない体たらく
カラスが鳴かない日があっても、大関が負けない日はない。
2大関がカド番で迎えた大相撲名古屋場所。10日の初日は大関3人のうち2人が黒星と、ある意味、期待を裏切らない滑り出しとなった。
最初に負けたのは、大関在位11場所目で早くもカド番4回の正代(30)。成長著しい琴ノ若と立ち合いでぶつかると、ろくに粘れず引いてしまい、あっさり押し出された。これには中継を解説していた元横綱北の富士氏も「最悪の負け方」「何と解説すればいいか、困るね」とケチョンケチョンだ。
今場所が初カド番の御嶽海(29)は隆の勝に勝利。大関陣の負の流れを断ち切れたと思いきや、今度は貴景勝(25)が霧馬山に力負けである。
首のケガの影響か、ここ最近は自慢の押しもサッパリ。この日も霧馬山を下がらせることができず、土俵際でまわしを取られた瞬間、力を抜いて諦めた。
大関を倒した琴ノ若、霧馬山など、三役から幕内上位には気鋭の力士が多い。むしろ、今の大関陣なら、どちらが上位かわからないほどだ。