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菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

大西魁斗は早く米国に戻るべき 日本ツアー会場は楽チンすぎてレベルアップにならない

公開日: 更新日:

「アメリカのタフなコースでゴルフをやってきたおかげで優勝できた」

 先週のフジサンケイクラシックをプレーオフの末に制した大西魁斗(23)は勝因を聞かれて開口一番、こう語っている。

 9歳で単身渡米し、IMGアカデミーでゴルフの英才教育を受けた後、南カリフォルニア大学に進んで、オールアメリカンにも選出されている。

 大学卒業後、帰国して昨年プロ転向し、今季12戦に出場して2位2回、トップ10が7回と何度も上位で戦っていた。

 フジサンケイクラシックの開催コース・富士桜CCは7541ヤードと距離が長く、パー71設定。

 国内ツアーでは難コースの一つに挙げられる。

 しかし、コースは標高1000メートルにあるので飛距離がよく出る。465ヤード・パー4の最終ホール、優勝した大西の第2打は8番アイアンでグリーンに届いていた。

 確かに狭いホールもあるので比較的距離の短いパー4はティーショットでドライバーを使わないプロもいた。しかし、大西はパー4では全部ドライバーを使って、しっかりと振り切り飛距離もよく出ていた。

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