日本女子OPは国内ツアー史上最長コースが舞台 主催側「6年連続2桁アンダーは出させない」
国内女子ツアー史上最長の6839ヤード(パー72)で行われる今年の日本女子オープン。会場の紫カントリークラブすみれコース(千葉)は、地形はフラットだが距離が長く、池やバンカーが巧みに配置され、グリーンは傾斜があり小さい。2年前には男子の日本オープンも開催された戦略性の高いコースだ。
かつて今大会は、長いラフに狭いフェアウエー、硬いグリーンが選手を苦しめたが、近年は好スコアが続出。優勝スコアは2017年畑岡奈紗の20アンダー以降、5年連続で2桁アンダーまで伸びている。主催のJGA(日本ゴルフ協会)は今年、優勝スコアは一桁で止めたいようだ。試合会場の吉場等グリーンキーパーにコースセッティングについて聞いた。
「うちはティーが5つあり、今回はバックティ(女子のコースレート77.6)を使います。ラフの長さは80~100ミリ(ファーストカット30ミリ)。フェアウエーは第一打が落ちる位置は少し絞っていますが、全体的には(横幅)24~25ヤードです。本来はフェアウエーにラインをつけない刈り方ですが、春からゼブラとダイヤモンドカットを採用し、ラインをつけようと試みました。結局、きれいなラインはつかなかったですが、芝が立っているので打ちやすいです」