好スコア続出の易しい国内ツアーでは日本女子プロのレベルは上がらない
「優秀なコーチを招けば国内でも優れた選手を育てることはできるが、韓国には米国並みのタフなコースはない」とかつていわれた。
ところが、タフなコースづくりにも韓国は総力を挙げ、渡米してすぐメジャーに勝てる準備が国内でも整うようにバックアップしてきたのだ。
■ファンはパーセーブに必死な選手のプレーが見たい
今年の日本女子オープンは紫CCすみれC(千葉)で開催された。6839ヤードというコースの長さもさることながら、試合前、セカンドカットのラフは80ミリといわれていたが、試合が始まってからはくるぶしまですっぽり隠れて10センチ以上に伸びていたはずだ。
最終日はラフに入れるとグリーンを狙うことができないので、ティーショットの精度が問われるシーンがよく見られた。
しかし、考えてみればこれは当然のことで、本来なら日本女子オープンだけでなく、普段のレギュラーツアーから、こういうタフなセッティングで試合を行わないと女子プロのレベルは上がらない。