森保監督の大胆采配は「嬉しい誤算」生み出すか…ケガ人続出でのカナダ戦、救世主を渇望
11月16日
鉄板ボランチの遠藤航と守田英正がドーハ残留となる中、日本時間17日17日午後10時40分開始のカナダ戦に向けて16日に隣国UAE・ドバイ入りした日本代表。前日公式会見に登壇した森保一監督は「ケガ人や体調不良、大会期間中は出場停止など不測の事態は起こりうる。
さまざまな想定をしてメンバーを組んでいる」と強い目力でキッパリと言い切った。カナダ戦のボランチには柴崎岳、ケガから復帰したばかりの田中碧の先発起用を明言。長期負傷明けの板倉滉と浅野拓磨の先発も予告した。大胆采配で本番前の最終試合を勝ちにいく──。
◇ ◇ ◇
1日のW杯メンバー26人の発表以降、想定外のトラブルに見舞われ続けている。カナダ戦には冨安健洋、三笘薫も不参加が決まって不安は増すばかりだが、「このW杯は本当に総力戦。選手も『自分がサブ』という考えは持っていない。スタートでも途中からでもプレー機会が来た時には個の良さを生かしつつ、チームのために戦ってほしい」と森保監督は全く動じていない。むしろいい意味で腹が据わっている様子。ジタバタしてもしょうがないという覚悟を固めているのだろう。