<42>私の「減量物語」ヘルニア手術で体重70キロに激増! 顔がパンパンに…
アスリートには体重管理が付き物だ。柔道やレスリングなどの競技と違って、スピードスケートには体重制限がない。でも実際は、2、3キロ太っただけで見た目は一目瞭然。富士急行の長田監督には「おまえ、太っただろ」と言われて脇腹をつままれることもあった。
私の現役時代の理想体重は57~58キロ。最も動きやすく、それ以上痩せると疲労が取れづらかったり、風邪をひきやすくなったりして免疫力が低下してしまう。逆に60キロ台になるとスタートが重くなって、カーブのキレも悪くなる。
■お見舞いでいただいた水羊羹1箱をたいらげ…
シーズンが終わった後、衝動的にポテトチップス1袋を一気に食べることはあったが、普段は間食をしなくても平気なタイプ。そこまで体重管理に苦労した記憶はないが、2000年に椎間板ヘルニアの手術をしたときは大変だった。入院中、知人や友人がお見舞いで果物やお菓子を持ってきてくれた。やることもなく暇だからついつい手が伸びる。普段は食べない水羊羹が気に入った。喉ごしが良く、1箱12個の羊羹を誰にも分けることなく完食。1日1個は確実に食べていた。