楽天・石井GMは来期監督専念でケジメ…巨人は2年連続V逸でも「原全権監督」居座りの疑問
いよいよ、1人だけになった。
4日、楽天は石井一久GM兼任監督(49)が、来季は監督業務に専念することを発表。石井監督も球団を通じて「シーズン中の事務作業は球団本部で行います」とコメントを出した。
今季は、3位だった昨季から1つ順位を下げ、Bクラスの4位。一時は最大貯金18で首位を独走していたが、終わってみれば借金2。兼任は無理と自分で判断したのか、誰かに監督に専念しろと言われたのかはともかく、下位に沈んだ責任を取る形になった。
そこへいくと、いまだ「全権監督」として君臨しているのが巨人の原辰徳監督(64)だ。今オフのコーチ人事も含め、すべてがすべて自身の思い通りというわけではないが、現場責任者がチーム編成の主導権も握っているのは事実である。
■新陳代謝は遅れるばかり
今季の巨人は2年連続V逸の上、2017年以来5年ぶりにBクラスへと転落。主力選手の高齢化もあり有能なGMならばチームの若返りを図る好機だと捉えるだろう。GMは長期的ビジョンを描き、実行するのも仕事だ。