長野久義が巨人電撃復帰! 原監督が広島構想外の37歳を呼び戻した「真の狙い」
「久しぶりにジャイアンツに復帰することになって、すごく楽しみ。今はやる気に満ちあふれています」
広島から無償トレードで5年ぶりに巨人に復帰した長野久義(37)が15日、都内のホテルで入団会見を行った。「慣れ親しんだユニホームですが、また新しい気持ちでルーキーのように頑張りたい。勝つことが一番のファンサービス。見ていてワクワクするプレーをしたい」と白い歯を見せた。
■5年ぶり「7」のユニホームで入団会見
背番号は巨人時代に9年間背負った「7」。会見に同席した原辰徳監督(64)は「めでたく、ジャイアンツ長野、また誕生になりました。待ちに待った背番号7番。偶然ではなく必然であったと思う。大変強い戦力が来て喜んでいる。カープファンもある意味拍手を送りながら、送り出されている。長野という選手は愛されている。これからひと花、ふた花咲かせてくれると思っている」とうれしそうに語った。
2009年ドラフト1位で巨人入り。10年に新人王、11年に首位打者、12年には同僚の坂本と最多安打のタイトルを分け合った。原監督が「枢軸」と呼んだ主力として12~14年のリーグV3に貢献したものの、18年オフに巨人へFA移籍した丸の人的補償として広島へ移籍していた。原監督は「28人のプロテクトの中で、彼は当時29番目だった。ルール上、仕方ないと思いつつも、今だから言えることだが、悔しい思いをした」と当時の心境を明かした。