今年7月には国際卓球連盟が「世界ランクによってパリ五輪代表が決まる」と発表。日本と世界で選考方法に齟齬をきたすと指摘されながらも、日本協会は一貫して方針を変えていない。
前出のインタビューで石川は「五輪の代表レースの厳しさと、Tリーグの楽しさは分けるべき。(中略)切磋琢磨は絶対必要だと思いますが、国際大会での戦い方と国内での戦い方は違う」とも言及。現役最年長のリーダーとして選手の矢面に立ったのかもしれない。
日本協会の強化本部は今月17日の理事会でパリ五輪代表の選考方法を最終決定するというが、選手が望む方針転換は絶望的との声もある。このままでは選手と協会の溝はますます深くなりそうだ。