柔道五輪2大会連続金の大野将平も…引退後わざわざイギリスに指導者留学する謎解き
なぜイギリスなのか。
柔道男子73キロ級でリオ、東京五輪と2大会連続で金メダルを獲得した大野将平(30)が現役を退いて指導者に転身するらしい。
すでに全日本柔道連盟(全柔連)の強化指定選手から外れ、日本オリンピック委員会(JOC)が実施するスポーツ指導者海外研修事業への申請準備を進め、イギリス留学を希望しているというのだ。
シドニー五輪金メダルの井上康生も引退後の2008年にスコットランドへ留学。アテネ五輪金メダルの塚田真希も引退後、イギリスに派遣された。
■イギリスの柔道は東京とリオともに銅1個
柔道といえば、日本のお家芸。昨年の東京五輪では金9個を含む計12個のメダルを獲得した。16年リオは金3個と苦戦したが、イギリスは東京とリオともに銅1個だ。なのに柔道界の頂点に立った日本人選手たちが引退後、わざわざイギリスやスコットランドに留学に行くのはなぜか。
柔道ライターの木村秀和氏は「一番は語学のためです」と、こう続ける。