新人合同自主トレいよいよ開始 巨人ドラ1浅野翔吾の育成は中堅争う新助っ人ブリンソン次第
巨人は12日、米大リーグ・ジャイアンツからFAとなっていたルイス・ブリンソン外野手(28)と契約合意したと発表した。
今季はジャイアンツで16試合に出場し、打率.167、3本塁打で10月にFAとなっていた。ただ、3Aでは87試合で打率.298、22本塁打、63打点の好成績を残し、メジャー通算28本塁打。年俸は約1億3000万円だ。米球界関係者は「身体能力は高いけど、まだ粗削り。巨人2年目のウォーカー(2人とも身長196センチ、右投げ右打ち)を強肩にした感じ」と指摘する。
原辰徳監督(64)は今季、丸を右翼へコンバートし、中堅をドラフト2位の萩尾(慶大)、オコエ、秋広らの若手で競わせる構想がある。ブリンソンはその中でも筆頭候補である。
中堅のレギュラー争いは黄金ルーキーの育成にも密接にリンクする。原辰徳監督(64)はドラフト1位の浅野翔吾(18=高松商)について、「最初から一軍に来ちゃうと大変かもしれない」としており、まずは二軍で育成というのが基本線ではある。ただし、春季キャンプ一軍スタートの可能性については「ないとも言えない」と否定していない。13日に始まった新人合同自主トレの動き次第では、一軍抜てきの可能性もあるということだ。さらに「僕自身は早く(一軍で)一緒に見たいという気持ちはあるけれども……」とも。まぎれもなく、こっちが本音だから、さるチーム関係者は戦々恐々としながら、こう言った。