巨人スタッフ会議でオーナー「優勝が必達目標」と厳命も…原監督に若手育成は二の次、三の次
巨人は20日、一、二、三軍の首脳陣らが集まるスタッフ会議を開き、春季キャンプのメンバー振り分けなどを行った。
巨人は昨季、5年ぶりのBクラス(4位)に沈み、クライマックスシリーズに出られなかった。原辰徳監督(64)は会議内でこう言って昨年の反省を述べたという。
「あんな年はあってはいけない。私自身の反省も含めて、それに対し今年はこうやっていこうという話。ジャイアンツ88回の歴史の中でもワーストに近い年だったという自負はしようと。昨年の大惨敗の反省、教訓を生かして今季に臨むということ」
会議に出席した山口寿一オーナー(65)も「私からは今年は優勝が必達目標だと。勝つことに徹して欲しいと。監督はこれまでこのスタッフミーティングで前の年のことを振り返るのはあまりやってこなかった。去年に関しては、ジャイアンツの長い歴史の中でも相当反省しなければならないシーズンという認識だったんでしょう」と呼応した。
山口オーナーは近年、優勝と共に「若手の育成」も要望してきたが、今回は「必達」という強い言葉で優勝を厳命した格好だ。