侍Jの宿敵 韓国代表を徹底解剖!WBC1次ラウンド3月10日に難敵と激突
■李強喆監督は選手とコミュニケーションを取るタイプ
韓国の代表監督は結果が悪ければファンとマスコミに厳しく批判される。そのため、なり手がいない。17年に韓国史上最高の投手で、代表チームのコーチ経験もある宣銅烈氏が、17年アジアプロ野球チャンピオンシップから東京五輪まで初の代表専任監督に就任した。しかし、アジア大会優勝直後に選手選考問題などで辞任。東京五輪は北京大会で金メダルを獲得した金卿文(キム・ギョンムン)監督が采配を振った。
今大会は宣監督時代に投手コーチだった李強喆(イ・ガンチョル=56)氏が就任し、初の頂点を目指す。KBO歴代4位(152勝)の実績があり、21年韓国シリーズを制したKTウィズの監督。継投のうまさに定評がある。
宣監督は、中日時代の星野仙一監督を師と仰ぎ、親分肌で選手と距離を置く。李監督は対照的に時間を見つけては選手とコミュニケーションを取る。シーズン中も早出・特打ちの時間に球場にやってきて、ベテラン選手と長々と話し込むこともある。