金満ドジャースが侍Jを狙う! 山本由伸、村上宗隆、佐々木朗希まとめて“強奪”の本気度

公開日: 更新日:

メキシコ代表に“なりすまし”大谷翔平に接触の過去

 西海岸のロサンゼルスを本拠地とするド軍はメジャーきっての老舗名門球団。圧倒的な資金力があるのはもちろん、そのスカウティングの手法は、かねて物議を呼んできた。

 最たるは日本ハム時代の大谷翔平(現エンゼルス)を巡る動きだ。2016年11月、東京ドームで侍ジャパンがメキシコと強化試合を行った時のこと。当時ド軍に在籍していたメキシコ代表のエイドリアン・ゴンザレスが、日本代表の大谷にド軍のグッズを詰め込んだバッグをプレゼント。しかも、あろうことか今回宮崎を訪れたジョン・ディーブル環太平洋スカウト部長ら3人のスカウトが大谷とグラウンドレベルで談笑。記念撮影までしたのだ。

「これがタンパリング(事前接触)に当たると、メジャーのスカウト陣がMLBに猛抗議。その日、メジャーのスカウトはグラウンドに下りるためのパスを与えられておらず、ディーブル氏らはメキシコ代表のパスを不正利用したともっぱらだった。MLBはこの件について調査。全30球団のスカウトに対し、翌年2月の日ハムの米アリゾナキャンプで大谷との接触を禁止する旨を通達しました」(放送関係者)

 WBC第4回大会が行われた17年にも、同じような出来事があった。

 侍ジャパンが準決勝の直前、米アリゾナでドジャースと練習試合を行った。その試合後、ロバーツ監督が日本の4番だった筒香嘉智(現レンジャーズ)を呼び止め、二の腕の筋肉を褒めたたえるなど笑顔で会話。携帯電話で2ショット写真も撮影した。当時の主力であるイーシアーからは愛用のバットをプレゼントされた。筒香は当時、メジャーから大いに注目されており、現地では「ド軍が露骨に売り込んでいる」と話題になった。

 そして、今の日本代表の面々である。特に佐々木については大船渡高時代からディーブル部長がマークを続けてきた。さるメジャー関係者は「わざわざこの時期に宮崎合宿を訪れたのは、他球団に先駆けて存在をアピールするとともに、山本や村上、佐々木と関わりのある人物と会食するなど、情報収集することが目的ではないか」とこう指摘する。

「今オフの山本に続いて、本人が言っていたように、早ければ村上は来オフ、佐々木も近い将来ポスティングでメジャー挑戦する可能性がある。つまり、日本のトップ選手が立て続けに海を渡るかもしれないということ。希望球団を公言していない山本はともかく、村上は先輩の青木とロスで自主トレするなどドジャースと縁があるし、朗希にとっても、憧れの存在である山本がドジャース入りすれば、その背中を追って……というケースもゼロではありませんから」

 この日で侍合宿の視察を終了したド軍は、虎視眈々と3人の強奪を狙っているようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  2. 7

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  3. 8

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  4. 9

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  5. 10

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ