藤浪晋太郎OP戦2度目先発で“メジャー初勝利”も …課題はピッチクロックよりやっぱり制球

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 アスレチックス・藤浪晋太郎(28)が日本時間8日、ダイヤモンドバックスとのオープン戦に登板し、3回を1安打1失点で、で“メジャー初勝利”を挙げた。二回、四球と暴投で2死三塁のピンチを招くと、内野安打で失点した。

 藤浪は渡米1年目ながら、滑りやすいメジャー公式球を操り、硬いマウンドにも適応。多くの投手が時間をオーバーするなど苦戦しているピッチクロック(投球間隔制限)にも余裕を持って対応している。移籍1年目の日本人投手が苦労するメジャーの環境にはスンナリ適応しているようだが、依然として問題は投球間隔よりも制球にありそうだ。

 大谷と投げ合った前回1日のエンゼルス戦では3者連続の四球で満塁のピンチを招くなど、阪神時代からの課題だった制球力不足を露呈した。地元メディアによれば、制球が定まらないルーキー右腕にしびれを切らした野手が頭を抱えるシーンもあったという。

 阪神時代のように四死球を連発する独り相撲が続けば、野手にも悪影響を及ぼしかねない。攻撃のリズムが乱れて、打線の援護が得られないからだ。

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