WBC本番前「最後の実戦」で山川穂高に待望の一発…それでも西武首脳陣が心配顔のワケ

公開日: 更新日:

■「試合に出場できないのが一番怖い」

 西武の嶋打撃コーチも「(侍ジャパンではスイングの)タイミングが早かったでしょ? 恐らく焦っていたんじゃないかな。そういう時の山川は顔を見ればすぐにわかるから」と本人以上にホッとした様子だったが、「ただ、チームとしてはね……」と、複雑そうな表情でこう続けた。

「ウチとしては、山川が試合に出場できないのが一番怖いんですよ。シーズンに向けた調整がそれだけ遅れるからね。ホームラン1本出たから安心かどうかは……何ともわからないけどね」

 西武では言わずと知れた不動の4番だが、侍ジャパンでは「DHか一塁候補のひとり」でしかない。4日までの代表4試合はいずれもDHと一塁でスタメン出場。それが大谷らメジャーリーガーが合流すると、2試合ともベンチスタートの控えに回った。

 本戦では、大谷のDH起用が確実。一塁には打撃好調の牧秀悟(24=DeNA)がいる。西武首脳陣の心配は続く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  2. 2

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  3. 3

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 4

    巨人、阪神などライバル球団が警戒…筒香嘉智に復活気配、球際の弱さからの脱却

  5. 5

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  1. 6

    甲斐拓也だけじゃない!補強に目の色変えた阿部巨人が狙うソフトバンク「Cランク」右腕の名前

  2. 7

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  3. 8

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  4. 9

    番長・三浦監督の正体《サラリーマン、公務員の鑑のような人格》…阪神FA移籍せず残留の真意、堅実かつ誠実

  5. 10

    カトパン夫の2代目社長は令和の“買収王”? 食品スーパー「ロピア」の強みと盲点