Rソックス吉田正尚がキャンプ地で練習再開 指揮官はWBCの活躍評価で“打点マシン”の期待
侍ジャパンの世界一に貢献したレッドソックス・吉田正尚(29)が日本時間24日、キャンプ地フロリダ州フォートマイヤーズの球団施設に姿を見せ、室内で体調を整えるメニューをこなした。25日のブレーブスとのオープン戦に出場する。
吉田はWBCで全7試合に出場し、打率.409、2本塁打、13打点。準々決勝のイタリア戦から4番で起用され、打点は大会記録を更新、大会ベストナインに選ばれた。
レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、WBCで勝負強さを発揮したルーキーを高く評価。米メディアの取材に「彼が、このレベル(大リーグ)でも活躍できることを確信した。クリーンアップもこなせるだろう」と、開幕4番を示唆した。
23日付の大リーグ公式サイトは各球団の予想オーダーを掲載。レ軍は1番からベルドゥーゴ外野手、デバース、ターナー(前ドジャース)の両内野手と続き、4番に吉田が入ると予想している。この上位3人のうち、デバース、ターナーは3割5分以上の出塁率をマーク。2番のベルドゥーゴにしても、2021年は3割5分1厘の高出塁率を記録した。
上位陣の出塁が増えれば、吉田に得点機で打席が回り、WBC同様、レギュラーシーズンでも打点を量産する条件は揃っている。持ち前の勝負強さを発揮すれば、渡米1年目から「RBI(打点)マシン」の称号を与えられそうだ。