中日・福永裕基“立浪監督好み”のド根性エピソード 中高時代にケガに悩むも手を抜かず

公開日: 更新日:

福永裕基(中日・1年目・内野手・26歳)

 26歳のオールドルーキーが、貧打にあえぐチームで気を吐いている。

 1日のソフトバンク戦は2号本塁打を含む2安打2打点でチームの連勝に貢献。ここまで主に二塁で42試合に出場し、打率.289。ときに中軸を担うなど、立浪竜に欠かせない存在になっている。

 小学校時代に在籍した布引ハンターズの当時の監督だった佐々木秀雄シニアコーチ(60)がこう振り返る。

野球センスがズバぬけていました。主に遊撃を守りつつ、投手も含めて全てのポジションをやらせていました。投手としても、きちんとストライクが取れてましたし、捕手も難なくこなした。中でも印象的なのは打撃です。飛距離が少年野球のレベルではなかった。場外ホームランを打つこともしばしばでした」

 小学校時代からきらりと光った逸材はその後、持ち前の練習熱心さと、タフなメンタルを武器に成長を遂げた。

 母校・専大の斎藤正直監督(63)は「練習でもティー打撃から一球たりとも手を抜くことなく、とにかく頑張る。プロ入りするまで社会人(日本新薬)で4年かかりましたけど、プロになるまではとにかく頑張り抜くんだ、という覚悟が素晴らしかった」と言えば、福永の父・茂樹さん(57)も「天理高時代は夜の12時まで練習していたようです。これまでお世話になったチームではいつも、『福永が一番練習している』と言っていただいていました」と話す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」