オリ山本由伸メジャーでの評価高騰これだけの根拠 契約総額300億円級の大争奪戦に!

公開日: 更新日:

恩師が語るアタマとココロ

 山本を中学時代に指導した東岡山ボーイズの中田規彰監督は、誰に教わるわけでもなく、クイックをしたり、試合で突然、スローカーブを投げたり、中学生離れした行動に何度も驚かされたと本紙に明かしている。

「他の子がしないような工夫を自分で考えながらやる。遊び心がありました」(中田監督)

 1年目のオフには投球フォームをガラリと変えたことで球団の反対に遭った。当時の酒井勉二軍投手コーチ(現金沢学院大コーチ)は向上心にあふれ、頭を使って創意工夫を重ね、変化することも恐れない山本の強い意志を尊重した一人だ。

「先発で5回100球を投げると体が持ちませんと言うので、『負担の少ない投げ方に変えるか、トレーニングを強化して故障しない体づくりをするか、どっちかだよね』とアドバイスしたら、キャンプの時にその両方を達成した。1年目にある程度結果が出ていたので、周囲に『変えすぎだ』と猛反対されましたが、これと決めたことは貫いていました」(酒井氏)

 来年、海の向こうに行っても、そのクレバーさと強靱なメンタルが大きな武器になりそうだ。 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  3. 8

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 9

    巨人のプロスペクトだった秋広優人放出の波紋…ファンからは非難噴出、古株スカウトも「余波」懸念

  5. 10

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑