山本由伸の“キズ”をドジャース危惧か…オファー金額がNY金満2球団より少ないのはナゼ?
山本由伸(25)に対するオファーが膨れ上がっている。
米メディアの報道を総合すると、山本獲得に動いているのはヤンキース、メッツ、ドジャース、フィリーズ、ジャイアンツ、カブス、ブルージェイズの7球団。中でもニューヨークを本拠地にするヤンキースとメッツの2球団は総額3億5000万ドル(約500億円)のオファーをしたともいわれる。
そこへいくと、両球団と比べて少ない金額のオファーしかしていないともっぱらなのがドジャースだ。大谷(29)、ベッツ(31)、フリーマン(34)とMVPを獲得した3人が面談に同席して山本を揺さぶったものの、金額は2億5000万~3億ドル(約358億~約429億円)らしい。それでもケタ外れの金額には違いないが、「実権を握るフリードマン編成本部長は、データの裏付けがある選手への投資は惜しまない。大谷がそうだったように大金を使うときは使いますけど、マネーゲームはしません」と、現地特派員のひとりがこう続ける。
「一方のヤンキースは補強に大金をつぎ込みながら今季地区4位に低迷、ニューヨークメディアの集中砲火を浴びて後がないキャッシュマンGMがしゃかりきになってスタインブレナー・オーナーからカネを引き出しています。メッツはメジャー屈指の資産家といわれるコーエン・オーナーが山本と2度も食事をしてヤンキースに対抗心を燃やしている。2球団はいわば意地とメンツで金額を上積みしているとしか思えません」
この特派員にいわせると、「ドジャースがニューヨークの球団ほどのカネを積まないのは山本の体を危惧しているからではないか。178センチ、80キロと野球選手にしては小柄だし、これまで右肘や左脇腹を痛めた故障歴もあるだけに慎重になっている」そうだ。