ド軍の規律は大谷翔平とて独り相撲を許さない…エ軍とは違う、お目付け役のベッツは容赦なし!
新天地ではエンゼルスとは真逆のチームカルチャーに戸惑いそうだ。
デーブ・ロバーツ監督によれば、今のドジャースにはリーダーグループが存在する。2018年ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ(31)、主砲で20年ナ・リーグMVPのフレディー・フリーマン(34)の他、ベテラン選手の計4人がチームのまとめ役を務めている。
その中でも、スター軍団をひとつに束ねるクラブハウスリーダー的な存在が攻守の要のベッツだ。今年のWBCの決勝戦前に大谷が「憧れるのをやめましょう」とナインを鼓舞した際、口にした選手のひとりである。
試合前などは道化役を買って出てナインの笑いを誘うなどムードメーカーである一方で、チーム状態が落ち込むとナインを個人的に叱責するなど厳しい一面も持ち合わせている。
今季まで在籍した、サイ・ヤング賞3度の左腕クレイトン・カーショー(35)は、ベッツのキャプテンシーについて地元メディアのインタビューにこう話している。
「チームが同じ方向(勝利)に向かうため、2人のMVP(ベッツ、フリーマン)がチームの先頭に立っている。特にベッツがまとめ役として機能しているから、チームのために戦っている選手ばかりで、誰ひとりとして、好き勝手にプレーしているやつはいない。ベッツの言動がドジャースのカルチャーになっている」
実際ベッツは、チームの輪を乱したり、スタンドプレーに走る選手に対しては容赦がないという。