松井裕樹はパドレスで不安なし “師匠”ダルと共闘かないマウンドでは日系人捕手も頼りに
楽天から海外FA権を行使していた松井裕樹(28)がパドレスと5年総額2800万ドル(約40億円)で合意した。スポーツ専門局ESPNによると、3年目と4年目の終了時にオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれているという。
NPB通算236セーブの救援左腕はダルビッシュ有(37)と同僚になる。今年3月のWBCでは侍ジャパン投手陣のリーダー格だったダルから大会公式球への対応などさまざまなことを学んだ。渡米1年目は師と仰ぐダルのサポートを得られそうだが、日系人捕手も頼りになりそうだ。
日系4世のカイル・ヒガシオカ(33)だ。今オフにヤンキースから、パドレスのフアン・ソトを軸とした複数人によるトレードで移籍。ヤ軍では正捕手を任され、エース右腕で今季のサイ・ヤング賞コールの専属捕手を任された。
ヤ軍時代の田中将大(現楽天)ともバッテリーを組んでおり、マウンドでは「もっと低めに」「ナイカク、ガイカク」などと片言の日本語で助言や指示をしていた。ダル以外にもグラウンドで日本語が通じる選手がいるのはルーキー左腕にとって好都合だが、リードも定評がある。