大阪国際女子マラソン パリ五輪派遣の設定記録を破ってもメダルは夢のまた夢…28日号砲

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 どんな結末が待っているのか。

 パリ五輪女子マラソンの代表は、昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で鈴木優花(24)と一山麻緒(26)が決定。残る1人は、28日の大阪国際か3月の名古屋で、設定記録の2時間21分41秒を突破した最速選手に決まる。この記録を上回る選手がいなければMGC3位の細田あいが代表となる。

 前回、東京五輪は3枠目がかかっていた大阪国際で松田瑞生(28)が設定記録(2時間22分22秒)を破る2時間21分47秒で優勝。代表入りを確信したが、3月の名古屋で一山が松田を上回る2時間20分29秒で大逆転。松田は補欠に回り号泣した。

 松田の悲劇はマラソン選手ならみんな知っている。今回の設定記録は前回より41秒速いが、それを突破するだけでなく、大きな「貯金」をつくり、名古屋に出場するランナーに重圧を与えたい。

 今回はその松田と、昨年の世界陸上代表の佐藤早也伽(29)、東京五輪代表の前田穂南(27)が走る。前回悔しい思いをした松田は、名古屋ではなく、応援の多い地元の大阪で五輪切符を絶対に手にしようと目の色を変えている。

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