メッツ傘下3A藤浪晋太郎の厳しすぎる実情 メジャー復帰どころか「日本球界出戻り」に現実味
藤浪晋太郎(30)が大苦戦を強いられている。
メッツ傘下3Aシラキュースでプレーする右腕は今季、メッツとメジャー契約を結んだものの、オープン戦は5試合登板で防御率12.27と結果を残せず3Aに降格。その3Aでも7日現在、9試合7回3分の2で19四死球、防御率14.09と散々だ。
7日配信のスポニチアネックスによれば、この日、ドジャースタジアムを訪れた藤浪の代理人であるスコット・ボラス氏は、「今、彼は今までなかったような環境で投げている。本当に寒い。四球も多い」と、フォローしたという。その上で、藤浪にはメジャークラスの球威があり、制球力さえ戻ればメジャーでも通用する、と強気の姿勢を崩さなかったそうだが、現地特派員がこう言った。
「シラキュースはニューヨーク州北部のカナダとの国境に近い都市。北緯43度で札幌とほぼ同じです。たしかに冬は寒いですが、今の時季は最高気温も20度を超えますし、デーゲームならあまり問題はない。むしろボラス氏は、藤浪の制球が一向に改善されないことに頭を抱えているのではないか。年俸は335万ドル(約5億円)で高くはないが安くもない。このままだとメジャー復帰はおろか、他球団への移籍も難しいと思います」