「女子は今のタイムじゃメダルは厳しい。ゼロもあり得ると思う」レジェンド松田丈志氏が占う女子競泳
メダルを期待したいですが、世界も速い。今のタイムじゃメダルは厳しい。女子200メートル個人メドレーに出場する大橋も東京五輪では2冠でしたが、実はそのタイムもあまり速くはなく(200メートルは2分8秒52、400メートルは4分32秒08)、16年リオ五輪の金メダリスト(カティンカ・ホッスー)のタイム(200メートルは2分6秒58、400メートルは4分26秒36)の方が速い。2021年は1年延期もあり、ちょうど選手層の谷間のような形で迎え、正直言って記録のレベルは高くなかった。それは本人が一番理解していると思います。そして今、世界にはまた若手がどんどん出てきて記録のレベルが上がってきたので、トップとの力の差が出ている。女子はメダルゼロもあり得ると思います。