なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差
「フィリーズは東地区で、6連覇中のブレーブスを抑えて首位を独走。52勝26敗の勝率.667は、ドジャース(.613)、ア・リーグのガーディアンズ(.658)などを抑えてメジャートップです。ハーパーはともかく、三塁手のボームも大谷を上回る約196万票を集めている。今季は同地区のブレーブス、メッツが振るわないこともあって東海岸ではフィリーズに対する期待感が高まり、にわかファンが増えているのです。フ軍は昨季まで2年連続でポストシーズンに進出したものの、地区優勝は2011年を最後に遠ざかっている。13年ぶりの地区優勝に向けてチームを牽引する主砲は例年以上に熱い支持を受けているのでしょう」
ハーパーは、22年11月の右肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術から完全復活を果たした。
「昨季、ナ・リーグ2冠王(54本塁打、139打点)のブレーブスのオルソンが、今季は低調(打率.246、12本塁打、40打点)。これがフィリーズの後塵を拝する一因になっている。こうした状況を鑑みるとブレーブスファンの票もハーパーに流れているのではないか」(友成那智氏)