著者のコラム一覧
菅谷齊東京プロ野球記者OBクラブ会長

1943年、東京都生まれ。共同通信社でV9時代の巨人をはじめ、阪神などを担当。1970年代からメジャーリーグも取材した。野球殿堂選考代表幹事を務めたほか、三井ゴールデングラブ賞設立に尽力。現在は東京プロ野球記者OBクラブ会長。

日本球界からの「クーパーズタウン第1号」は400勝ボール…"黄金の左腕”はまさかの招待に頬をつねった

公開日: 更新日:

 55年の日米野球でヤンキースと対戦した金田は当時22歳の絶頂期。史上最高のスイッチヒッターで三冠王のミッキー・マントルを3打席連続三振に仕留めた。その快速球は監督のケーシー・ステンゲルからスカウトされたエピソードを生んだ。

 400勝を挙げたのは巨人最後の69年。破天荒な数字だった。それなのに、日本の殿堂は無関心で声もかからなかった。当時の殿堂は後楽園球場に隣接していたご近所さんなのに、である。その後、代わりのボールが殿堂に置かれ、体裁を整えた。

 “カネダ”の名前は当時の米球界でもっとも知られた。大リーグの殿堂入りを果たしたその年、ヤンキースの至宝といわれるジョー・ディマジオがロッテの鹿児島キャンプを訪れたほどである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”