オリオールズ菅野智之 2回無失点で上々のオープン戦デビュー「また一つ階段を登れた」と満足げ
日本人のオールドルーキーが上々のデビューを果たした。
オリオールズ・菅野智之(35)が日本時間27日、敵地フロリダ州ブラデントンでのパイレーツ戦にオープン戦初登板。2回を2安打無失点、1四球の好投を披露した。
菅野がパイレーツの主力打者を手玉に取った。一回、先頭のファムに三塁への内野安打を許すも、続くレイノルズをチェンジアップで二ゴロ併殺、2013年のナ・リーグMVPマカッチェンは直球で遊ゴロに打ち取った。
二回は2死から安打と四球で初めてピンチを背負ったが、日本で十分な実績のある右腕は動じなかった。8番打者を約150キロの速球で二ゴロに仕留めて付け入る隙を与えなかった。
この日は正捕手サンチェスとバッテリーを組み、カーブ、スライダー、カットボール、シンカーと持ち球を駆使して28球を投じた。昨年10月21日のCSファイナルDeNA戦でリリーフ登板して以来、約4カ月ぶりの登板にもベテランらしく落ち着いたマウンドさばきを見せた。
初のオープン戦登板を終えた菅野はピッチクロック(投球間隔制限)や捕手とのコンビネーションを意識したそうで「いい準備をして試合に臨めたので、また一つ階段を上れた」と満足そうに振り返った。